30代から始めるピラティス:心と体を整える最適な選択

30代は、仕事や家庭の責任が増え、心身のバランスを崩しやすい時期です。この年代での健康維持や体型管理に、ピラティスは効果的な方法として注目されています。本記事では、30代の方々がピラティスを取り入れるメリットや実践方法について詳しく解説します。

ピラティスとは?

 

ピラティスは、ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏によって開発されたエクササイズで、体の深層部にあるインナーマッスルを鍛えることを目的としています。呼吸と動作を連動させることで、姿勢の改善や体幹の強化、柔軟性の向上が期待できます。

30代にピラティスをおすすめする理由

1. 姿勢の改善と腰痛予防

デスクワークやスマートフォンの使用が増える30代では、猫背や腰痛が起こりやすくなります。ピラティスは、背骨を支える多裂筋や腹横筋などのインナーマッスルを鍛えることで、正しい姿勢を維持し、腰痛の予防に効果的です。 参考:長寿科学振興財団

2. 代謝の向上と体型維持

年齢とともに基礎代謝が低下し、体重が増えやすくなる30代。ピラティスは、筋肉量を増やし、代謝を高めることで、太りにくい体質づくりをサポートします。

3. ストレス解消とメンタルヘルスの向上

呼吸を意識しながら行うピラティスは、リラクゼーション効果があり、ストレスの軽減やメンタルヘルスの向上にも寄与します。忙しい毎日の中で、自分と向き合う時間としても有効です。

ピラティスの実践方法

自宅でのピラティス

自宅でピラティスを行う際には、以下のポイントに注意しましょう。

  • 環境の整備:静かで広さのある場所を確保し、滑りにくいマットを使用します。
  • 正しいフォームの習得:鏡を使って姿勢を確認し、無理のない範囲で動作を行います。
  • 継続的な実践:週に2〜3回、30分程度のセッションを目安に継続することが効果的です。

スタジオでのピラティス

専門のインストラクターの指導を受けることで、より効果的なトレーニングが可能です。初心者の方や正しいフォームを習得したい方には、スタジオでのレッスンをおすすめします。また、グループレッスンはモチベーション維持にもつながります。

より充実した取り組みのために

  • 基本のポーズを覚える:①ハンドレッド、②ロールアップ、③ショルダーブリッジなどの基本動作から始めると効果的。
  • 動画やイラストを活用する:動きを視覚的に学ぶことでフォームの理解が深まります。
  • 体調や疲労度に合わせて調整する:無理せず、自分のペースで続けることが長続きのコツです。

①ハンドレッド

① 仰向けになり、両足を持ち上げる

  • 両脚を伸ばしたまま、床から約45度の角度に浮かせる(首・肩も持ち上げる)

  • 膝を曲げて始めてもOK(特に初心者や腰が弱い方)

② 腕を床から少し持ち上げ、まっすぐ伸ばす

  • 手のひらは床に向けて、太ももの横で静止

  • 背中はマットにつけたまま、腹筋で体を支える

③ 息を「5回吸って・5回吐く」リズムで100回繰り返す

  • 吸って5カウント ➝ 吐いて5カウント(×10セットで100)

  • 腕は細かく上下に動かし続ける(ポンピング)

 

②ロールアップ

③ショルダーブリッジ

まとめ

30代は、心身の変化が顕著に現れる時期です。ピラティスを取り入れることで、姿勢の改善、代謝の向上、ストレスの軽減など、多くのメリットを得ることができます。自宅やスタジオでの実践を通じて、健康的なライフスタイルを築いていきましょう。

【この記事を書いている人】

  90代の叔母の元気の素がピラティスだと知ってから、私自身も同様にエクササイズを始めています。いつでも’人生の途中’だと思って、興味のあることは年齢に関係なく取り組むことをこれからもモットーとしたいと思っています。(るーみん)

【参考情報】

  • 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023」
  • 公益財団法人 長寿科学振興財団「健康長寿ネット」
  • Zen place CIRCLE「専門家もすすめる『シニアこそピラティス』」
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